職種別活用
人事担当者のためのAI活用ガイド|求人票・書類選考・研修資料のコピペプロンプト付き

結論
人事の仕事でAIが今すぐ効くのは「文章の下書き」(求人票・研修資料・社内FAQ)です。応募書類の一次チェックのようにAIが判断に関わる場面ほど、最終判断は必ず人が行うという線引きが重要になります。
人事の仕事を4タスクで考える
| タスク | 今までの手間 | AIが担当できる部分 |
|---|---|---|
| 求人票の作成 | ゼロから要件・魅力を言語化 | チャットAIが構成案・言い回しのたたき台 |
| 応募書類の一次チェック | 大量の書類を1件ずつ目視 | ATSのAI機能がマッチ度を提示(最終判断は人) |
| 研修資料の作成 | 構成を考えてスライドに落とし込む | チャットAIが構成案、AIプレゼンツールがスライド化 |
| 社内規程・FAQ対応 | 同じような質問に都度個別回答 | チャットAIが回答文の下書き |
タスク1:求人票の下書き
求人票は「誰に・何を求めるか」を言語化する作業なので、チャットAIとの相性が良いタスクです。
コピペプロンプト(求人票の下書き)
役割:あなたは求人票の作成を手伝う人事担当者です。
目的:応募のハードルを上げすぎない、読みやすい求人票の下書きを作りたい。
材料:募集したいポジションの必須要件・歓迎要件・仕事内容のメモ〔ここに貼り付け〕。
形式:見出し(仕事内容/必須要件/歓迎要件/働き方)ごとに箇条書きで。
タスク2:応募書類の一次チェックは「補助」までにとどめる
採用管理システム(ATS)の中には、AIが応募書類と求人要件のマッチ度を提示する機能を持つものがあります。たとえばHRMOS採用は2026年1月に「書類判定アシスト」機能を追加し、事前に登録した必須・歓迎要件と応募書類のマッチ度をAIが提示することで、大量の書類を1件ずつ目視確認する負担を軽くする設計です(出典参照)。ただし、こうした機能はあくまで一次チェックの補助であり、合否そのものをAIに決めさせる設計ではありません。学習データの偏りによって特定の属性が不利になるリスクは常に残るため、最終的な合否判断は必ず人が行い、AIが出したマッチ度だけを根拠にしないことが重要です。
タスク3:研修資料の構成案からスライド化まで
研修資料も、構成案はチャットAIで、スライド化にはAIプレゼン作成ツールを使う、という分担が考えられます。Gammaのようなツールの無料枠・料金の考え方は営業担当者のためのAI活用ガイドでも解説しています。
コピペプロンプト(研修資料の構成案)
役割:あなたは新入社員研修の資料作成を手伝うアシスタントです。
目的:初めて聞く人にもわかる研修資料の構成案を作りたい。
材料:研修のテーマと、伝えたい要点のメモ〔ここに貼り付け。個人が特定される事例は入れない〕。
形式:章立てを5〜7個、各章に一言説明を添えて箇条書きで。
タスク4:社内規程・FAQ対応の下書き
よくある質問への回答文の下書きも、チャットAIが得意な作業です。ただし、規程の解釈そのものは会社の正式な見解が優先されるため、AIの下書きはたたき台として扱い、人事担当者が内容を確認してから使ってください。プロンプトの基本的な型はプロンプトの基本を参照してください。
注意:個人情報の扱いが最優先
応募者や社員の履歴書・職務経歴書には氏名・経歴・場合によっては個人の機微情報が含まれます。社外のAIサービスに入力してよいかは、勤務先のプライバシーポリシーや個人情報の取り扱いルールが最優先です。判断に迷う場合は、個人が特定される情報を伏せた要点だけを使うか、入力自体を控えてください。経理・営業など他の職種のタスクは経理担当者のためのAI活用ガイド・営業担当者のためのAI活用ガイドも参照してください。
Sources
FAQ
- 応募書類の一次選考をAIに完全に任せてもいいですか?
- おすすめしません。ATSのAI機能はマッチ度を提示する補助にとどめ、合否の最終判断は必ず人が行ってください。学習データの偏りによって特定の属性が不利になるリスクも残ります。
- 応募者の履歴書をChatGPTなどの汎用AIに読み込ませてもいいですか?
- まず勤務先のプライバシーポリシーや個人情報の取り扱いルールが最優先です。判断に迷う場合は、個人が特定される情報を伏せるか、入力自体を控えてください。
- 研修資料の作成にAIを使うと質が落ちませんか?
- 構成案やスライドの下書きはAIで時短できますが、内容の正確性や自社独自のルールの反映は人による確認が前提です。たたき台として使い、最終稿は必ず人が仕上げてください。
本記事は情報提供のみを目的とし、導入・契約・法務に関する助言ではありません。AIツールの料金・機能・規約は頻繁に変わるため、行動前に必ず記事内の公式リンクでご確認ください。社内情報・個人情報の取り扱いは、常に勤務先のルールを優先してください。