職種別活用
資料作成AIで構成案からスライド化まで|迷わない実務手順(プロンプト付き)

結論
資料作成でAIを使うときに迷うのは、「どのツールが一番いいか」ではなく「どの順番で使うか」です。実務的な手順は2段階——①チャットAI(ChatGPT・Claude・Gemini等)で構成案(見出しと要点)を作る、②できた構成案をスライド生成AI(Gamma・イルシルなど)に流し込んで体裁を整える、の順です。ツール比較よりも、この手順を体で覚えるほうが速く資料が仕上がります。
なぜ「構成案」と「スライド化」を分けるのか
スライド生成AIにいきなり「〇〇について資料を作って」と丸投げすると、見出しの粒度も論理の流れもAI任せになり、直しが増えます。先にチャットAIで見出しレベルの骨子を固めておくと、スライド生成AI側では「見た目を整える」作業に専念できるため、手戻りが減ります。プロンプトの基本で解説した「役割・目的・材料・形式」の4点は、構成案づくりでもそのまま使えます。
ステップ1:チャットAIで構成案を作る
コピペプロンプト(構成案づくり)
役割:あなたは社内向け報告資料の構成を考える編集アシスタントです。
目的:〔会議名・目的をここに〕で使う資料の見出し構成案を作りたい。
材料:伝えたい要点のメモ〔ここに貼り付け。社外秘の数値や取引先名は、伏せ字にするか要点だけにしてから貼り付けてください——社内情報の入力可否も参照〕。
形式:見出しを6〜10個、各見出しに一言メモを添えて箇条書きで出力してください。
出てきた構成案は、そのまま使わず「この見出しは要らない」「ここを2つに分ける」と差分で直すのが実務的です(プロンプトの基本の「2回目の指示が本番」も参照)。
ステップ2:スライド生成AIに流し込む
構成案ができたら、スライド生成AIに貼り付けて体裁を整えます。よく使われるサービスの一つがGamma(gamma.app)です。新規登録時に400クレジットが無料で付与され、消費量はスライドの長さや複雑さで変わります(出典:Gamma公式ヘルプ、2026-07-16確認)。もう一つの選択肢が日本発のイルシル(irusiru.jp)です。公式サイトによると、フリープランは月3枚のAIデザイン生成・作成数3個までで、PDF/PowerPoint書き出しには有料プラン(パーソナル1,848円/人・税込〜)が必要です(出典:イルシル公式サイト、2026-07-16確認)。どちらも無料の範囲でまず構成案を流し込み、仕上がりの雰囲気を確認してから有料化を判断する順番が堅実です。Canva・Gensparkなど他のスライド生成AIも選択肢に入りますが、料金や無料枠の条件は変わりやすいため、契約前に必ず各公式サイトで最新を確認してください。
ステップ3:仕上げのチェック
スライド生成AIが作った下書きは、次の3点を必ず人の目で確認してから使ってください。
- 数字・固有名詞:AIが作った下書きには誤りが紛れることがあります。売上・件数などの数字は元データと突き合わせてください。
- 社外秘情報の写り込み:構成案の材料に含めた情報が、そのままスライドの文言に残っていないか確認してください。
- 著作権:AIが生成した画像やアイコンをそのまま社外配布資料に使う場合、各サービスの利用規約上の商用利用条件を確認してください。
注意:入力する材料は最初から絞る
資料作成AIに読み込ませる「材料」は、必要な要点だけに絞るのが安全です。会議の生の議事録や契約書をまるごと貼り付けるのではなく、伏せ字にした要点メモに書き換えてから使う習慣をつけてください。判断に迷う場合は社内情報をAIに入力していいか迷ったらを先に確認してください。
Sources
FAQ
- 資料作成AIはツール比較で選ぶべきですか?
- 順番の方が重要です。まずチャットAIで構成案を固め、その後にスライド生成AIへ流し込む2段階を体で覚えると、ツールが変わっても迷いません。
- 無料プランだけでどこまで作れますか?
- Gammaは新規登録時の400クレジットで数回分の生成が、イルシルは月3枚まで無料で試せます(2026-07-16時点、各公式サイトで確認)。まず無料枠で仕上がりを確認してから有料化を判断するのが堅実です。
- 社外に配布する資料の構成案に社内データを使っても大丈夫ですか?
- 構成案の材料に入れる時点で、固有名詞や社外秘の数値を伏せてください。判断基準は「社内情報をAIに入力していいか迷ったら」の記事で解説しています。
本記事は情報提供のみを目的とし、導入・契約・法務に関する助言ではありません。AIツールの料金・機能・規約は頻繁に変わるため、行動前に必ず記事内の公式リンクでご確認ください。社内情報・個人情報の取り扱いは、常に勤務先のルールを優先してください。