職種別活用
営業担当者のためのAI活用ガイド|提案書・商談準備・フォローアップのコピペプロンプト付き

結論
営業の仕事でAIが効くのは「メール1本」だけではありません。提案書の構成づくり、商談準備の下調べ、商談後のフォローアップまで、準備からフォローまでの一連の流れで使うと効果を実感しやすくなります。
営業の仕事を4タスクで考える
| タスク | 今までの手間 | AIが担当できる部分 |
|---|---|---|
| 提案書・資料作成 | ゼロから構成を考えて資料ソフトで清書 | チャットAIが構成案のたたき台、AIプレゼンツールがスライド化 |
| 商談準備(顧客リサーチ) | 相手企業の情報をあちこち検索して集約 | チャットAIが論点整理のたたき台(事実は一次情報で確認) |
| 商談後のフォローアップ | 議事録を見返してお礼メールを作成 | チャットAIがメモから要約・下書きを作成 |
| 見積書・契約前の文面 | 誤字脱字や言い回しを目視でチェック | チャットAIが文面のチェック・言い換え案 |
タスク1:提案書の構成案からスライド化まで
提案書は「何を言うか(構成)」と「どう見せるか(スライド)」を分けて考えると、AIを使いやすくなります。構成案はChatGPT・Claude・Geminiなどのチャット型AIでたたき台を作り(4点の型はプロンプトの基本を参照)、スライド化にはAIプレゼン作成ツールのGammaのようなサービスも選択肢です。Gammaには無料のFreeプランがあり(登録時に400クレジット付与・クレジットカード登録不要)、PDF/PowerPointのインポート・エクスポートにも対応しています。より多く使うには有料プラン(Plus/Pro/Ultra)がありますが、金額はプランや為替で変わるため公式サイトでご確認ください(出典参照・2026-07-15時点)。
コピペプロンプト(提案書の構成案づくり)
役割:あなたはB2B営業の提案書作成を手伝うアシスタントです。
目的:初回提案の場で使う提案書の構成案(見出しレベル)を作りたい。
材料:相手企業の課題〔ここに要点を貼り付け。契約条件や金額など社外秘の情報は入れない〕と、自社サービスの特徴〔ここに貼り付け〕。
形式:見出しだけを箇条書きで6〜8個、各見出しに一言メモを添えてください。
タスク2:商談準備の下調べ
商談前の企業リサーチはAIに任せきりにせず、「論点整理のたたき台」として使うのが安全です。生成AIは存在しない情報をもっともらしく作ることがあるため、相手企業の数字や役職者名などの事実は、必ずIR情報や公式サイトなど一次情報で裏取りしてください。
コピペプロンプト(商談準備の論点整理)
役割:あなたは商談前の準備を手伝う営業アシスタントです。
目的:初回商談で聞くべき質問リストのたたき台を作りたい。
材料:相手企業の業種と、公開情報からわかっている課題感〔ここに貼り付け。裏取りしていない噂や非公開情報は入れない〕。
形式:質問を5個、優先順に箇条書きで。
タスク3:商談後のフォローアップ
商談メモから、お礼メールの下書きや社内共有用の要約を作る作業もチャットAIの得意分野です。Web会議のAI要約機能(Zoom AI Companion、Microsoft TeamsのCopilotによる「Recap」機能など)も、参加していない会議の内容を後から確認する用途で広がっています。ただし、顧客の発言をそのまま外部サービスに渡してよいかは、商談時の合意や契約条件によります。
コピペプロンプト(フォローアップメールの下書き)
役割:あなたは商談後のフォローメールを書く営業担当者です。
目的:本日の商談内容を踏まえた、次のアクションが明確なお礼メールを書きたい。
材料:商談メモ(決まったこと・次回までの宿題)〔ここに貼り付け。金額や契約条件など機微な情報は要点のみにする〕。
形式:件名案1つ+本文300字以内、次回までのToDoを最後に箇条書きで。
注意:提案書やメールはそのまま送らない
AIが作った下書きには、事実誤認や存在しない数字が紛れ込むことがあります。相手企業に送る前に、数字・固有名詞・約束事項は必ず自分の目で確認し、金額や納期など契約に関わる文言は特に慎重にチェックしてください。経理・人事など他の職種のタスクは経理担当者のためのAI活用ガイド・人事担当者のためのAI活用ガイドも参照してください。
Sources
FAQ
- 提案書の下書きを生成AIに作らせたら、そのままお客様に送っていいですか?
- おすすめしません。生成AIの下書きには事実誤認が混ざることがあるため、数字や固有名詞、契約条件に関わる文言は送付前に必ず自分で確認してください。
- 商談前の企業リサーチは、AIの回答をそのまま信じていいですか?
- 生成AIは存在しない情報をもっともらしく作ることがあるため、相手企業の数字や役職者名などの事実は、IR情報や公式サイトなど一次情報で必ず裏取りしてください。
- 商談の音声やメモをAIに入力しても大丈夫ですか?
- 顧客の発言をどこまで外部サービスに渡してよいかは、商談時の合意や契約条件、勤務先のルールによります。判断に迷う場合は、要点だけを自分でまとめてから入力するほうが安全です。
本記事は情報提供のみを目的とし、導入・契約・法務に関する助言ではありません。AIツールの料金・機能・規約は頻繁に変わるため、行動前に必ず記事内の公式リンクでご確認ください。社内情報・個人情報の取り扱いは、常に勤務先のルールを優先してください。